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100万人大行動

  • 2015年08月27日

 ここ20年から30年間の間に、一つの政策課題に対してこれほどの国民的運動の広がりが起きた事は記憶にありません。

 原発の再稼働に対して多くの国民が危惧し、国民の60%以上が再稼働反対や拙速な再稼働を行うべきではないと考え、経産省の前にテントが張られるなど、原発再稼働反対の運動は今も国民にとって大きな問題であることに変わりないのですが、今回の安保法案については、実に国民の約80%近くの方々が国会での議論に納得せず、拙速な採決に異を唱え、大多数の憲法学者が廃案を目的とした会を設立し、学生を中心とした「SEALDs」が連日様々な運動を展開し、全国の大学では教授をはじめ学者の方々、弁護士会などの法曹関係、高校生やお母さん達、中高年サラリーマンを中心とした「MIDOLEs」、高齢者の「OLDs」、全国各地の「9条を守る会」など、世代を超えた方々が、一つの目的のために行動する今回の現象は、ここ数十年実現しなかったことではないでしょうか。

 60年安保、70年安保闘争は、主に学生と労働者階級が中心となって戦われた闘争でしたが、70年安保から45年の時を経て、年代間の断層が徐々に進み、無関心層が増え、何を言っても無駄という無力感が社会を包んでいる現在、一つの目的のために多くの国民・団体がまとまり、安倍晋三に廃案を求める動きがピークを迎えようとしています。

 そして、最大の取り組みとなるのが8月30日の「100万人大行動」であり、これまで平和に対する様々な取り組みの違いを乗り越えてこの行動に結びついたのは、戦争をしてこなかった70年間の歴史が終息へと向かい、この国を戦争から守ってきた憲法9条が蔑ろにされ、事実上の戦争国家となることが与党の絶対多数の基、現実となることへの切迫感だろうと思います。

 30日の全国行動が成功することと、これをマスコミ各社がどのように報道するか。

 日本の大きなターニングポイントとなるであろう30日は、座して傍観せず、総行動に出て行こうではありませんか。


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