19年度予算閣議決定
- 2018年12月22日
2019年度の予算案が閣議決定したようです。
その総額は101兆4,564億円で、18年度当初比3.8%の増となっています。 そもそも、18年度当初予算は97兆7128億円となっていますが、一次補正で9,356億円、2次補正で2兆7,097億円で、さらに来年3月までに追加補正予算が組まれる可能性も秘めています。
最終的な決算を見なければなりませんが、18年度にあっても既に100兆円をオーバーしていることになりますし、19年度も当初予算は101兆4,564億円であっても決算時には更に膨らむことになります。
よく意味が分からないのが、約2兆円の消費税増税のために2兆280億円の対策を組むという予算構造です。何のための増税なのでしょうか。
安倍晋三氏は二度にわたる消費税の増税延期で、3度目は無いと公言していたため、さすがに来年10月の消費税増税の延期は出来ないと覚悟したのでしょう。
しかし、統一自治体選挙が有る、参議院選挙が有るので、その対策のバラマキをしますが、そのモルヒネも期限付きですから「ヤク」が切れた後の苦しみが国民を襲います。
そうなると、支持率が低下しますから、バラマキの延長も視野に入れなければなりません。負のスパイラルです。
財政規律は闇に葬むられ、借金は子や孫の代に先送りとなり、将来は社会保障をドンと切り下げるしかありません。
将来への展望が霧の中の予算案、いかがなモノでしょうか。