2012年 年頭にあたって
- 2012年01月01日
新しい年を健やかにお迎えになられましたこと、心からお慶び申し上げますと共に、平素のご無沙汰をお詫び申し上げます。
昨年春の道議会議員選挙では暖かいご支援を賜り、衷心より感謝申し上げます。
また、昨年は東北地方太平洋沖地震と巨大な津波、その影響を受けた福島原発事故で未曾有の東日本大震災となった忘れ得ぬ年となりました。被災された皆様に対しまして、改めて心からお見舞いを申し上げます。
さて、当選後は、総務委員会、食と観光対策特別委員会に所属する他、民主党道連の財政・組織担当副幹事長の任務に就くことになりました。
とりわけ、会派では各PT(プロジェクトチーム)の事務局長として「原発からのシフトを目指すPT」ではエネルギー問題に関わる会派の基本スタンス<脱原発=私たちの選択>を10月に取りまとめ、また「がん対策推進条例PT」では患者および家族や保健医療関係者、条例先進地の担当者、行政、メディア、民間の方々などと意見交換を重ね、フォーラムも開催してガン患者や家族の立場に立った条例となるよう、提言を取りまとめて知事に要請をするなどの活動を行ってまいりました。
一方、三期目のスタートを切った高橋はるみ道政は、泊原発プルサーマル計画の北電の「やらせ」に対し道の関わりは無いと断言したにも関わらず、道の関与が明らかになった他、財政運営も行き詰まりの様相を呈し、議会からの忠告も聞かず道が筆頭株主となって発足した新生HACも思うように運航できず、地域医療に関わる医師確保も不十分なこと等、知事与党でさえその行政手腕に不信を抱くようになったのではないかと思える場面も散見され、今後の道政運営にも陰りが見え始めてきたように思えます。
国政に目を向ければ、国民への説明も無しに突き進むTPP問題や税と社会保障の一体改革を目的とした消費税増税、年金の給付削減等々、私たちは今、民主党に期待していた姿とは別の姿を見せられているような気がしますが、本来の姿に立ち返らせるためにも私たちの努力が必要であり、そのためにも皆様のご支援を賜りますようお願いいたします。
結びとなりますが、今年一年が皆様にとって実り多い年となりますことをご祈念申し上げ、道政報告とさせていただきます。
北海道議会議員 高 橋 亨