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2019年年頭所感

  • 2019年01月04日

▼皆様、新年明けましておめでとうございます。

 新しい年を穏やかにお迎えになられましたこと、心からお慶び申し上げます。

▼さて、昨年は非常に災害の多い年となり、北海道においても9月には台風21号による暴風雨災害、そして間髪入れずに起きた「胆振東部地震」は北海道が今までに経験したことのない土砂災害と、北海道全域に及ぶ大停電「ブラックアウト」を引き起こし、改めて災害に脆弱な国土と、コストだけを考えた一極集中のエネルギー政策の弱点を露呈しました。

 早速、道議会として国に対し早急な「激甚災害指定」と北本連携線の増強、被災地の復旧・復興や観光対策を含めた補正予算の成立を求めましたが、激甚災害指定と観光対策の「ふっこう割り」は九月中に対応したものの、補正予算は十月二十四日開催の臨時国会まで、つなぎの予備費での対応ということになってしまいました。

▼その臨時国会ですが、十二月十日までの四十八日間という短期間の日程の中で、数々の重要法案が提出されましたが、そのどれもが内容不十分であり法案の体を成していないだけではなく、内容はスカスカでほとんどを政省令に委ねるという縁取りだけの法案となっており、その中でも「入管難民法改正案」の審議は、私たちも眼を覆いたくなるほどの乱暴な審議で、データーは改竄、答弁ははぐらかし、審議時間は超短時間、まったく酷すぎる国会審議でした。

 他にも、「水道法改正案」、「漁業法改正案」(全て改正ではなく改悪か)など命の水を民間企業(外国資本)に売り渡す悪法、漁業権を民間企業に拡大し、漁師の漁獲量に制限を設け、海区の調整委員を公選制から知事権限にするなど、これも七十年ぶりの改正(改悪?)ですが、肝心の沿岸漁民への説明は不十分で、浜の不安を無視する強行採決となりました。

 国会運営を軽んじ、三権分立をも蔑ろにして薄ら笑いを浮かべるあの人の顔はもう見たくありません。

 今年の参議院選挙では、皆さんのお力で何とか退陣をさせようではありませんか。

▼明るい話題は、高橋はるみ知事が引退をするということです。

 四期十六年は、北海道にとって失われた十六年間でした。

 何も決めることが出来ず、全てが国への依存と、問題の先送り、国の意向通りの道政運営は、トランプ大統領と安倍総理の関係のように感じられました。

▼今年は統一地方選挙の年となり、今のところ、四月七日が知事・道議選、二十一日が市長・市議選の予定ですが、北海道命名百五十一年目の節目の年に新たな知事の下で、皆さんと共に新しい北海道を築き上げるために全力を尽くして参りたいと思います。

▼結びとなりますが、今年が皆さんとご家族の方々にに取りまして実り多い年となりますよう心からご祈念申し上げます。


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