3県の補選への判断を
- 2017年09月08日
民進党代表の前原氏が、次期衆議院選挙の選挙協力を盛り込んだ野党4党の合意を見直すように執行部に指示したと言う記事が新聞に掲載されました。
代表選挙では、公約として野党の選挙協力は見直すと言い、その後、枝野支持派に対しては柔軟に取り組むという姿勢を見せましたが、代表に選出されたことをきっかけに手の平を返した格好です。
野党共闘を無しにして、この後の選挙戦で自民党の議席を極力少なくする事が出来ると思っているのなら、残念ながら先を見る目がぼやけているのではないかと思います。
これでは安倍晋三の思うつぼです。
10月22日にも青森県、新潟県、愛媛県での補欠選挙が控え、この趨勢が今後の政局を左右すると言われていますが、この3選挙区は最低でも2勝1敗、出来るならば3勝しなければ安倍晋三を追い込むことは出来ません。
新潟県の補選は、前新潟県知事である泉田裕彦氏を自民党が擁立するという動きになっており、青森県は故木村太郞氏の実弟である次郎氏を擁立する弔い合戦。
愛媛県も故白石徹氏の次男である寛樹氏を擁立する弔い合戦となり、予断を許しません。 10月22日まで、残り1ヶ月と2週間という短い期間ですし、山尾氏が離党するというハンディーを背負っての選挙です。
統一候補の擁立を早期に実現するために、新執行部の冷静なる判断が待たれます。