4候補者討論(ブログ3688)
- 2024年09月16日
今日は、札幌で行われた「立憲民主党代表選挙候補者街頭演説」、終了後は、グランドホテルにおいて同じく4候補による「討論会」が行われ、参加しました。
街頭演説は、大通公園で開催されている「オータム・フェスタ」の人出もあり、多くの聴衆が、4人の演説を聴いていましたが、街宣車のスピーカーが聴衆がいる方向では無く駅前通りの北側と南側をに向いていたこともあって、少し聞きづらい環境となってしまいました。
4人の主張はこのブログで詳しくは触れませんが、余り十分ではない時間配分の中で、コンパクトにまとめられた内容だったと思います。
続く討論会は、「エネルギー」と「農政」にテーマを絞って候補者が考えを述べましたが、立憲民主党の政策が基本にあるために、エネルギー問題では若干の差異はありつつも再生可能エネルギーへのシフト、送電網への国費導入、原発には依存しないことをベースに豊富な自然エネルギーの導入を基本とすることを、「第7次エネルギー基本計画」にきっちり盛り込む等の見解を示しました。
農政については、国内における食の供給にとって北海道は大きな位置を占めており、就労者の高齢化、従事者の減少を食い止めるために「戸別所得補償制度」の復活が必要という認識が示されました。
その後、候補者同士が相手を指名しての質問、その後、会場からの質疑を行い、泊原発の再稼働についての質問には、避難計画、とりわけ冬期間の避難が十分とは言えないことから、4者ともに安全性に問題があるという見解を示しました。
日本一高い電気料金への対応については、原発のコストの方が再生エネルギーのコストより高いのは世界に常識。豊富なエネルギーを有する北海道民がまず享受しなければならない。また、小水力発電にも目を向けるべき。
衆議院選挙で勝利しても参院では来夏まで「ねじれ国会」となることについては、政治にはいろんな可能性があり、そのときに何が正しいかを判断し実行すれば、流れは変わる。
野田政権の解散については、それぞれが当時の内情を話し、当時の谷垣総裁との協議や難しい中での解散と総選挙での歩留まりに対しても検討したなどが話されたが、当事者の野田氏がいる中では歯切れの悪い印象でした。
いずれにしても、政権維持のためには何でも飲み込む「ブラックホール」のような、そして「したたか」な自民党と対峙するためには、こちらもしたたかになる必要があります。
「原則を堅持し、妥協を恐れず」、この方向性で、政権を奪取し維持して欲しいと思いました。