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9条制定の真実

  • 2016年02月28日

 テレビ朝日の看板番組「報道ステーション」の特集番組で、岸総理時代に設置された「憲法調査会」でのやり取りを録音したテープが発見されというニュースと共に、そのエキス部分が放映されました。

 視聴された方も多い思いますが、この中で、現行憲法はGHQの押しつけであり、自主憲法制定を行うべきだと主張する方々と、現行憲法の「国民主権」「権利擁護」「戦争の放棄」を高く評価する方々による丁々発止のやり取りが生々しく再現されていました。

 自主憲法制定を主張する方々は、終戦により公職追放をされた方や戦犯として刑に服した方で、その後、選挙によって国会議員となられた岸信介氏や中曽根康弘氏などの他、御用学者と思われる方々で、一方、護憲派は学者の方々が多く、政治家が学者を下に見るような言い方にも異議を唱えていました。

 自主憲法制定派はGHQへの「恨みつらみ」が根底にあるのではないかとの評価もあったようです。

 この特集の中で、民主主義、そして人権擁護はポツダム宣言で受諾したものであること、さらに、大事なこととして当時の「公聴会」の様子も放送され、その公聴会において学者の「小山武夫氏」は「9条の戦争放棄は、当時の幣原喜重郎総理大臣がGHQのマッカーサーに提案し、マッカーサーがこれを受け入れ、実現したもの」と語っていました。

 併せて、幣原総理大臣の言葉も録音されており、自らの声で9条の戦争放棄をマッカーサーに具申したことを述べていました。

 憲法のコアである9条は、まさしく、日本が自ら憲法に載せるべくしてGHQに働きかけ、今があるということです。

 安倍晋三の真っ赤な舌が、また一つバレてしまいました。


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