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DCは何処に行った

  • 2015年04月30日

 17年度の北海道ディスティネーションキャンペーン(DC)が不採択になったことが28日に判りました。

 このDCは、北海道新幹線開業に併せて、道とJR北海道とが立候補する予定でしたが、度重なるJR北海道の事故により、DCより安全対策を重点に取り組むとしたJR北海道側が、北海道の要請を断り、北海道はそのことを斟酌してノミネートしなかった事から、青森県が主体となり県内と道南が連携してDC行う企画でノミネートし、来年の北海道新幹線開業DCは、青森県が主体的に行うことになりました。

 青森県は、新八戸駅開業、新青森駅開業に続き、お隣の県である北海道の新函館北斗駅の開業DCも手中に収めた事になります。何としたたかなことか。

 このことに対して、昨年、食と観光対策特別委員会で私が行った質問について、経済部観光振興監は、先程のJR北海道のことを引き合いに出し、「開業の年は黙っていてもお客様が来るが、肝心なのは継続的に来客を維持し増やすことであり、翌年のDC開催の方が効果が有る。」というような答弁しました。

 それについてのやり取りは、議事録をお読みいただければと思いますが、胸を張って新幹線開業翌年にDCを開催すると言っておきながら、今回の不採択です。

 北海道観光局は「開業後の波及効果拡大が期待されていたので非常に残念」とのコメントを出したようですが、北海道新幹線を北海道観光の牽引力にしたいとの思いは、この程度のものだったのでしょうか。

 北海道全体の観光波及効果に大きな陰を落とすことになった原因は、そして、DCが開催されない事による経済の損失は、いったい誰の責任となるのでしょうか。

 これも、高橋知事肝いりの北海道新幹線における観光の取り組みの結果です。


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