DMV導入への理解
- 2017年02月23日
高波被害で15年1月から不通が続いている日高線の沿線にある新ひだか町の酒井町長が提案したDMV(デュアル・モード・ビークル:鉄路と道路を走ることの出来る車両)について、沿線の7町長がその実現に向けて協議をし、その検討に入ることになりました
このDMVの先輩格は四国徳島県の阿佐海岸鉄道で、20年の導入するべく車両制作にも着手しています。
しかし、徳島県の阿佐海岸鉄道では、このDMVについて、どちらかというと日常生活への利用というよりも、観光に重点を置いた運行を視野に入れているようで、日高沿線7町村も、生活路線維持と観光の両面を狙っているようです。
この問題について、道議会でも当該委員会における質問に対し、道がこの案について一定の理解を示したとの報道が有りました。
一方、JR北海道は、過去に導入を検討してきた経緯から、車両が軽量であり、冬期間の除雪がこまめに必要であることや列車とバスの免許が必要であり、運転手を二人用意しなければならないなどの費用対効果で断念してきたことから、慎重な態度を崩していません。
それらJR北海道の検討結果を十分承知の上で、北海道が一定の理解を示したと言うことは、導入を臨む沿線自治体にとって大きな意味を持つことになります。
このたびの第1回定例会では、この問題についても知事の見解を伺わなければなりません。