G7と東京五輪
- 2021年06月08日
菅氏の思いとは裏腹に世界の報道機関は東京五輪の開催に懐疑的な見方、いや中止にしない日本に対し、開催によって世界に与える感染の恐怖への配慮の無さに落胆しているものと思います。
客観的に見ても、蔓延防止や緊急事態宣言を行っている国が、世界中を巻き込んだ最大イベントを行うこと自体が狂気であり、科学的な根拠を全く示さず、安全・安心と言っても世界には通用しないはずです。
国内では誰が何を言っても「馬の耳に念仏」の菅氏、ここまで来たら、開催を中止に出来るのは海外からの圧力しかありません。
今月11日に英国コーンウォールで開催されるG7サミットにおいて、菅氏が各国に東京五輪への参加要請などを行うことでしょう。
先進7カ国の選手参加数は、東京五輪の選手団にとっても大きな数になるでしょうし、競技のレベルにおいても大きな存在です。
一方、これら先進7カ国のリーダー達は、コロナ感染症の対処に多くの苦労をされてきましたから、日本の開催に当たって安心・安全を具体的にどのように示してくれるのかを求めるものと思います。
国会でも、国民に納得出来る説明を行う事が出来ない菅氏が、G7では人が変わったように説明できるとは思えません。
その結果、G7各国から中止の進言を受けたらどうなるのでしょうか。
G7各国首脳の冷静は判断を菅氏に伝えて欲しいものだと思います。