HAC函館~三沢線
- 2015年02月02日
JALの再子会社化によって再出発したHACですが、この度の新年度からの運行計画において、函館~三沢線の再開を見送る事を決定したようです。
JALの破綻によってJALの子会社から道主体の航空会社となったHACが、奥尻空港での重大インシデントに端を発し経営不振に陥ったことから「あずさ監査法人」に経営コンサルを依頼、この時の経営改善の切り札として提案されたのが、函館~三沢線でした。
この時に、私は、「三沢市にとっては新しい航空路線が出来ることは歓迎される事かも知れませんが、利用客は三沢基地の米軍関係者に期待するだけで、その他の搭乗者は限定的になる可能性が大きく、経営に寄与するとは思えない事から、コンサルを鵜呑みする事無く、再考すべきではないか。」と意見を申し上げましたが、聞き入れられることなく函館~三沢線が就航しました。
結果は旅客数は伸び悩み、13年が9.7%、14年が10.3%の搭乗率となっています。
定員36名の搭乗率は、9.7%で約3.5人、10.3%で3.7人で、一回の運行で約4人しか搭乗しないということです。
これは平均ですので、6人の時も1人の時もあったでしょう。
機内に1人しか乗っていない、これを貸し切り状態と言うのだろうけど、いかがなものか。
私の意見に、胸を叩いて大丈夫だと答えたのはどなただったでしょうか。
改めて知事にお聞きしたいものだと思います。