HGは怪物か(ブログ3589)
- 2024年05月30日
道職員による長谷川岳氏(通称:HG)への出張が2019年~2023年までの5年間に1488回、旅費が計1億2387万円に上っていたことが道の調査で明らかになりました。
23年度は、572回の出張と言うことですが、これは、1年365日毎日で換算しても1.56回/日ということになります。
土日は国会議員も地元に帰ると考えて、1年52週×2=104日を引いて251日に換算すれば2.27回/日となります。
単純に計算しても、毎日2回(案件)以上の出張を繰り返してきたいうことは常識を打ち破る異常であり、更にそれを超えて「前代未聞」、「ありえへん」の領域です。
一人の国会議員にこれ程の気遣いをしなければならないなど、他都府県では考えられないでしょうし、例も無いことでしょう。
ここまでしなければならないのは、北海道の行政に事情があるのか、それとも行政がこれまで遭遇したことの無い「怪物」なのか。
長谷川氏のカスハラやパワハラは、道職員だけでは無く道内市町村の職員や霞ヶ関に官僚にも向けられていました。
つまり、道や市町村には「お願い事があるのなら、俺を大事にしろ」、霞ヶ関には「地元の要請は必ず実現させよ。でなければ俺のメンツが潰れる」と威圧的になってきたのでしょう。その事が彼の原動力となり、道議会議員や地方議員さえも同じように扱ってしまう。そのことで、道内で長谷川に敵う国会議員はいないと認識させる。
同じような議員が過去にもいたように思います。北海道に地方政党を創設し、ロシア通を自認し、官僚には威圧的に振る舞い、他党の各級議員を批判する。
しかし、長谷川氏の場合はその方を巨大化したような人物となってしまいました。
様々な批判が向けられ、新聞でも連日記事になっていますが、果たして彼の性格は変わるのでしょうか。彼(怪物)を生み出した有権者は今後の彼の言動を注視し、猛省させる義務があると思います。