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LGBTトーク

  • 2019年06月02日

 今日、札幌で「僕が夫に出会うまで(文藝春秋)」の著者である「七崎良輔氏」の出版記念トークイベント「LGBTを知って多様性のある社会を作ろう」が開催されました。

 札幌市出身の七崎さんは、幼少時代になよなよしているということでいじめを受け、高校時代には同じ高校の男の子に恋をし失恋、卒業後に上京してから自分がゲイであるということに自ら向き合い、受け入れ、その後に知り合った夫と「LGBTコミュニティ江戸川」を立ち上げる一方、夫とLGBTのためのウェディングプランニング会社を設立、2019年に江戸川区が「パートナーシップ証明制度」を導入するまで様々な活動をし、そして、パートナーシップ証明制度の第1号となりました。

 その七崎さん自身の経験を楽しくトーク、そして、7月に実施される参議院選挙に全国比例区で立候補する前豊島区議会議員で日本で始めて公職に選出されたオープンゲイである石川大我氏とLGBTの最新情報や目指す未来などを語り、会場からの質問にもジョークを交えて答えていました。

 札幌市ではすでに「パートナーシップ宣誓制度」が導入され、現在68組が宣誓しているとのこと。

 積極的に支援する企業も現れ、不動産大手企業などは賃貸住宅に入居したいと希望するLGBTカップルが、契約などで不利益を生じないようにするなど様々なサービスを取り入れています。

 LGBTは、これまで特別な目で見られていましたが、最近は身近なこととして感じるようになってきたと思います。そして、多様な方々が生活する社会こそ、成熟した社会だと思います。

 今日は会場から子ども達にLGBTをどのように説明するようにした方が良いのか?

 と言うような質問が出ましたが、七崎さんは「LGBTの説明は、これまでのように性教育のなかで行うのではなく、多様な人が存在することを許容できるように人権というジャンルで教えられたら良いと思う。」と答えていました。

 まさしく、日々の生活の中で多様性が許容される社会を早く実現しなければなりません。


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