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PFASの影(ブログ3643)

  • 2024年07月28日

 安平川から暫定目標値以上のPFASが検出され、その後、北海道新聞が独自で丘珠2号川の下流での水質検査でも同じく暫定目標値を超えるPFASが検出されました。

 これを受けて札幌市もやっと重い腰を上げ、丘珠2号川の下流や伏籠川(ふしこがわ)の第2伏籠川でも水質検査を行う事になりました。

 札幌市は2009年~2010年にかけて水質検査を行った結果、同河川でPFASの検出を把握、その原因が丘珠空港内の陸上自衛隊丘珠駐屯地でかつて使用されていた泡消化剤にPFASが含まれていたと推測していました。

 さて、今、千歳市ではラピダスの工事が急ピッチで進められていますが、半導体の製造には有機フッ素化合物(PFAS等)が必要になってきます。排水についてはPFASを除去するとのことですが、一方で100%の除去は不可能とも話しています。

 そして、もう一つの懸念は新千歳空港そして、これに隣接し、平行する滑走路を有する航空自衛隊千歳基地が有ります。当然の様に、過去に泡消化剤を使用した消火訓練を行っていたでしょうし、今でも空港や基地内に泡消化剤の在庫があるのは想像の範囲となります。札幌市と千歳市、PFASの影が少しずつ濃くなってくることが懸念されます。


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