背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

STVもか?

  • 2020年11月05日

 今やテレビ・ラジオのエンターティメント番組となった感の「国会中継」、今日も参議院予算委員会が行われ、蓮舫氏、白真勲氏、小西洋之氏、森ゆう子氏の野党の質問に、菅氏はただただ同じフレーズの「内閣法制局の見解として、学術会議が推薦した方々を全て任命しなくても問題ないということで、判断した。」という答弁を何度も何度も繰り返していました。

 そのお陰で、高辻内閣法制局長官と大塚内閣府官房長が主役のような予算委員会となりました。

 菅氏も、質問者に理詰めで攻められることから答弁が出来ず、矢面に立たされたのが事務担当責任者の二人でした。

 その結果、分かったのは菅氏が気に食わなかった6人を排除するために「内閣法制局の見解」を大義名分にしたことから、政治の責任が官僚の責任に転化され、事務方は自らに火の粉が降りかからないように、また親分を何が何でも守り抜くために必死の思いで防戦に全力を挙げているという、いつか見た構図が今回も繰り返されたと言うことです。

 従って、肝心の謎?が明らかにならず、堂々巡りの様子を呈してきました。

 しかし、ほころびは出てくるもので、時系列での事実確認をすればするほど辻褄が合わなくなってくるのは、全体を聞いていれば明らかです。

 明日以降の予算委員会も聞き逃せませんが、自身の活動もあり全てを聞くのは出来ませんが、スマホとイヤホーンをなるべく話さないようにしようと思います。

 さて、国会中継が終わり、自家用車の中のラジオをいつも聞いているSTVにダイヤルを合わせ、聞き流していましたが、ちょっと「んっ!」と思った言葉が流れました。

 番組は「佐々木たくおのまるごとエンタメーション」という番組に出演していた、吉川のりお氏が、国会で審議している日本学術会議問題に関して、佐々木たくお氏に「学術会議って何をやっているのか分かんないよね~。」と話したことです。

 吉川のりお氏は、ラジオパーソナリティーであり、ニュースも読むアナウンサーで、少し前までは、人気ラジオ番組「日高吾郎ショー」にも出演し、日高氏が亡き後、「日高吾郎フォーエバー」のパーソナリティーとして活躍していましたし、そのこともあってか今ではSTVラジオで様々な番組を持っています。

 その立場の方が、先ほどの発言です。

 少なくても、その立場から日本学術会議とはどのような組織で、学術的立場から何をしてきたのかという基本的な知識は持ち合わせていて当たり前ではないでしょうか。

 STVラジオのアナウンサーやパーソナリティーの質が問われます。

 それとも、STVのキー局が日本テレビであり、読売新聞の傘下にあることから、地方局のSTVラジオまでが政権寄りの放送をしているとするのであれば、安倍氏・菅氏のメディア対策も、並々ならないところまで来たと言うことになります。

 私のメインラジオであり、そして北海道の地元メディアとして、ジャーナリズム魂を失わないで欲しい事を祈ります。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.